信用取引では”
株価の下落を予想して利益を出す”売り注文もできると言いましたが、これが優待タダ取りには最適なんです。
優待タダ取りはとても簡単なので説明しますよ。
トヨタ自動車の株を1000円で
新規買い建て(現物)すると同時に
トヨタ自動車の株を1000円で
新規売り建て(信用)する。
株価が2000円になった時の損益はどうなっているか分かりますか?
現物のほうは
+1000円になって、信用のほうは
−1000円になりますよね!!
っという事は損益は0円!
この株価が10000円になろうが、10円になろうが損益はずっと0円のままですね。
この買いと売りを二つ持ったまま最終売買日を超えて、次の日に同時に売る。
当然損益は0円!
ですが現物買いを持って最終売買日を超えたので優待は送られてきます!
実際には売買手数料が存在するので0円という事はありませんが手数料も安いので気にしないレベルです。
理解できましたか?
これが優待タダ取りのやり方なんですね。
が しかし!
信用取引には
制度信用と
一般信用がある。
優待をタダ取りするのなら
一般信用で売るのが基本だ。
だが
一般信用は在庫数が限られており、最終売買日になって現物買いと一般信用売りしようと思っても在庫が無い場合がほとんどなのだ。
人気銘柄の場合は一ヶ月前からでも在庫は無い。
じゃいつでも売れる
制度信用にしようっと思ってもこっちは逆日歩の心配をしなければならない。
逆日歩については次の記事で!
逆日歩
とても簡単に言うと逆日歩とは株のレンタル料金なんです。
例えば自分が制度信用取引で売り注文をした場合、証券会社は他から株を借りてきてくれます。
ですが株の数は限られているので、皆が大量に売り注文をすると当然株は無くなります。
そうなるとさらに別の場所から借りてくる訳ですがその時に発生するレンタル料が逆日歩になります。
逆日歩の料金はその時の状況によって変わってきますが金額が大きくなる事もあるので注意しましょう!